このレビューはネタバレを含みます
1989年版を見ておけばいい意味で予想を裏切られる展開が多数。
(死ぬのがゲイジと見せかけて...トラックと見せかけて貨物部分が衝突...ベッドの下から出ると見せかけて...等)
妻の過去や、ジャドの設定も若干変更し、より展開と繋がりができたのは良いところ。
前作も今作もあの大きさのトラックに吹っ飛ばされたら遺体バラッバラになるだろ!ってのはあるけどそこはご愛嬌。
89年版は明るい描写も多い分、はねられてからの絶望感がずっしり重かったけど、今作は冒頭から事故の前からずーっと不穏な空気が流れていて、娘の死後、悲しみに暮れるのもそこそこに蘇生もパパッと行ってしまうのでそこのテンポの良さが逆に怖くなかったかなぁ。
蘇生した娘の気味の悪さは一級品!縫い目とか見えるのキモくてよかった!
が、しかし娘が襲ってくるシーンがただただ凡なスラッシャー映画になってしまっている。89年版や「2」なんかは殺しのバリエーションが豊富かつ奇妙で面白かった...
パスコー仕事しろぉ〜
チラチラとしか現れないし、89年版より助けてはくれないのでちょっと存在意義が薄いかも。それに伴いゲイジも。
そして「仮面をつけた子ども達」今作のキーとも言えるあのビジュアル。特にいかされることはなく...。
確かにホラー映画としてのクオリティは89年版よりも向上したかもしれないけど、原作が持つテーマは希薄になり、「2」のような大胆な改変もせずほぼ同じ内容でリメイクする必要はないかな〜
...お母さんが渋滞に巻き込まれている場所、看板に注目。ITの舞台のデリーでした!