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イマジネーションゲームのKMRのレビュー・感想・評価

イマジネーションゲーム(2018年製作の映画)
3.5
世間一般的に言われる結婚して「勝ち組」の専業主婦、独身の「負け組」のキャリアウーマンという位置づけは果たして本当に正しいのか?と考えさせられる。
専業主婦でも夫による精神的・身体的暴力を振るわれてると勿論幸せではない。自分の稼ぎがないと嫌でも夫に頼らなければならなくなる。
部長に就任できるレベルのキャリアウーマンであっても世間からは所詮独身だと鼻で笑われる。自分の力で不自由なく生活できるって素晴らしいことなのに。
「真夜中の女神」の正体が分かった途端に彼女をババアだと掌返しで叩き始める世間は残酷だった。
ジェンダー的な観点で見ると、とにかくこの作品が伝えたいのは男性目線で社会は成り立っているということだと思う。
女性は何故、関係ない男にまで容姿・年齢・女らしい振る舞いをできているか常に一方的に評価されなければいけないのか? そんな怒りを含んだ疑問を少しスッキリさせてくれる映画だった。

最後手抜き感ある もっと納得いく終わり方が良かった!💧
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