花、花、花。ずっと花。
全体的に漫画を見てるような演出。
藤原竜也目当てで視聴。
売出し方的に藤原竜也メインかと思いきや、
玉城ティナメインでギャップを感じた。
窪田正孝と真矢みきがカッコよかった。
それだけで見てよかったと思う。
期待してただけにガッカリな作品だった。
キャラもストーリーも消化不良。
一言でいうと、蜷川実花のPV。
映像美や演出、世界観を楽しむ映画。
それらが苦手なら絶対見れんだろうなぁと。
ある種、予告がピーク。
ストーリーなんてあってないようなもの。
結局何を伝えたかったの?
『楽してお金を稼ごうとすると痛い目見るよ』
なのか、
『この世に必要ない人なんていないよ』
なのか…。
主軸は何?
殺し屋?
料理?
主人公のドタバタ劇?
恋模様?
色々と意味ありげなものを散りばめるだけ散りばめて、回収したりせず、消費していくだけ。
伏線もクソもなく、ぶつ切りで物語が進行していき、感情が揺さぶられる事もなく何を楽しむのが正解なのかが分からず終わった。
取ってつけたようなキスいらん。
ってか恋愛要素がまず要らん。
BGMはずっと鳴ってる割にまとまりがない。
行動の辻褄が合ってない。
殺し屋題材で人死にまくる作品なのになぜG判定?と思っていたが、蜷川実花によるPVなのでグロの主張が激しくないのが理由なのかなと。
スキンのスフレの復唱の意味は?
「絶対間違えるなよ」が効いてこなかった。
主人公がどうも好きになれん…
ハキハキ喋らない癖に行動力はあるせいで、余計な事して迷惑かける。
典型的な主人公っちゃ主人公だけど、バカすぎて嫌になる。
殺し屋勢も登場シーンがTHEマンガって感じで大好物だったがゆえ、物足りない感があった。ほんとキャラ映画なんだなって。
飯テロ映画になりうるのに、世界観と見せ方が下手なせいで汚く見えてしまった。
個人的に蜷川実花の世界観に料理は似合わなかったという印象。
行動に理解が追いつかなかった。
多分それは説明不足どうこうの話じゃない。
単純に理解が追いつかなかった。
見せ方が独特だがBGMと豪華な俳優陣に頼り過ぎている印象。
有名所揃える割にあっさり殺すね!!!
それが良さと言われたら何も言えないが、濃厚なキャラ設定で結構なキャラだてする割に大した回収せず死。もやもやする。
こいつはどんな事してくれんねやろ!って期待値あげられるだけで終わり。
「こんだけ豪華メンツ揃えたの凄くない?」みたいなスタンスで予告や宣伝していた上、クレジットもだいぶ前の方にデカデカ出してたから尚の事。
色々と不満点あれど、とても印象に残る作品で、キャラ付けがうまいから悔しい。
どれもこれも蜷川実花によるPVだと考えたら納得できる。
何も考えず見るのをオススメする。