“All I ask for my brethren is that they take their feet off my neck”
ギングスバーグがこれまで積み上げてきた差別撤廃への功績と、晩年にして若者のアイコンとなった理由がよく分かる。夫婦としてのバランスも抜群で、お互いへの献身や尊敬が見てとれてすごく素敵だった。
激しい自己主張もせず常に控えめで寡黙、それでいて堂々と誰にでも伝わる平易な言葉で核心を突く。判事としても人間としても理想の人物を失ったんだな、、と痛感した。
人工中絶や同性婚等の是非が判事のバランスによって左右されてしまう点で、最高裁判事の人事がアメリカ国民にとっても、大統領にとってもいかに重要なのかが理解できたし、自分が日本の最高裁判長の名前すら危ういことに危機感を覚えた。
RBGを失って保守派が後任となった今、判事の均衡は崩れてこれからどう傾いていくのか気になる。
