ピーター・バーグ監督最新作は4回目のタッグとなるマーク・ウォルバーグ主演のアクション映画。脇には「ザ・レイド」のイコ・ウワイス、「エクスペンダブルズ3」のロンダ・ラウジー、奇人ジョン・マルコヴィッチを加えた殺意満々アクションが満載です。銃撃と格闘のノンストップアクションで見応え十分。
マーク・ウォルバーグは久しぶりにイカれた感じの役で個人的には良かったですね。最近はわりと良いヤツが多かったですし、ピーター・バーグ作品では「ローン・サバイバー」以来ずっと良いキャラでした。イコ・ウワイスは「ザ・レイド」までとは行きませんが、ハリウッドに行ってもシラットで敵を蹴散らすのも良かったです。
アクションは市街戦と「ザ・レイド」同様のマンション内での戦闘もあってイコ・ウワイス好きにはたまらない。個人的には医務室と最初に襲撃されるアクションが好きでした。結構容赦なく殺していきます。敵味方関係なく。
ただ演出に疑問があったり、ラストのオチも不完全燃焼。あとスケジュールの問題だったのかロンダ・ラウジーが暴れるシーンが欲しかったですね。冒頭で制圧するシーンぐらいでキャスティングする必要があったのかと思いました。
リアル系も良いけど「バトルシップ」が好きだったので、もっとエンターテイメント寄りのアクション映画にしてほしかったな。
ロンダ・ラウジーもそうだがジョン・マルコヴィッチの無駄遣い感もちょっと……。もっとマーク・ウォルバーグとやり合うシーンが欲しかった。