穴のあいたチーズ

ランガスタラムの穴のあいたチーズのレビュー・感想・評価

ランガスタラム(2018年製作の映画)
4.0
ラームチャランさん主演作。
英語字幕でやっていた上映会には行けず仕舞いで、今回日本語の字幕がつくということで楽しみでした。
主人公のチッティは難聴です。そのことが元となって引き起こされる事件はいくつかありますが、それは表面的な部分でしかなく、根底にあるのは根強いカースト問題でした。
作中でファンにはお馴染み?のチランジーヴィネタがありますが、まさにこの時代、チル様がスター街道をのしあがる裏ではランガスタラム村のような問題が各地で起こっていたのだと思うとやりきれないですね…。
序盤はラブコメ風味で進んだかと思えばラストはサスペンスにも思える展開に終わった後は呆然としてしまいました。これはすごい映画だ…!
ヒロインのラーマラクシュミちゃんとの関係もかわいいし、何と言ってもクマールお兄ちゃん!チッティが慕っているのもわかる。かっこいい、かわいい、こんなん反則でしょ…