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孤狼の血 LEVEL2のmiのネタバレレビュー・内容・結末

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

先行上映で鑑賞してきました!

前作を1週間前に拝見して
記憶が新しかっただけに

危ない場面になりかけそうな時
このような状況になったら
大上さんならどうしただろうか、、
と何度も頭を過りました。
でもそんな無き大上さんの後を引き継ぐ
松坂桃李さん演じる日岡が
今回は昭和から平成に年号が変わり
ヤクザとしてのあり方が変わる中で
自ら呉原市の治安を守っている
奮闘っぷりがよく描かれていたなという印象です。
前作の広大出の好青年警察官から
不良刑事と言われるまでに変わっており
松坂桃李さんも見た目だけではなく
減量もして挑んだとの事で
相当作りこんでいるんだなと思ってはいたが、
想像を凌駕する程の役作りに
私もスクリーンでそれをひしひしと感じることが出来ました!
(詳しいお話はYouTubeで先行上映のイベントがアップされるみたいなのでこれからご覧になられる方はぜひ!)

ふと、先輩刑事に心を許すシーンや
気を緩めてお話しているシーンは
前作の日岡を思い出させるような表情で
思わず懐かしいなと思わせられました!

それと今回は伏線回収(?)もしっかりとされていて
それを知ったシーンでは空いた口が塞がらず鳥肌がたってしまいました、、
今回は暴力団と警察上層部どっちが怖いのか
そこも見所です。

あとなんと言っても鈴木亮平さん演じる上林、、
今まで出た誰よりも極悪非道でした、、
刑務所にいたこともあり
戻ってきてから1人だけ昭和なヤクザで
周りとは方向性の違いが明らかでした。
そんなこともあり自分の使命を果たすため
圧倒的悪人で残忍な方法で
仲間をも殺してしまうのですが
本当に次に何をするか分からないし
全部残酷でなんてやつなんだと思わず目と耳を塞いでしまうシーンがありました、、
でも心に傷を抱えていて
ある行為に及んでしまうのは
トラウマだったり精神的な部分が深く関係しているんだと思うと孤独で寂しい人なんだなと思いました。
でもそれを忘れるくらいの鈴木亮平さんの
悪人オーラと役作りは流石でした。
広島弁も早くから取り組んでいたらしく
それも相まってか地元のヤクザとしての違和感がありませんでした、、(笑)

前作を観ていた方は絶対に観るべきです。
観ないなんて勿体ないです!!
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