このレビューはネタバレを含みます
豪華俳優にアクションで面白かったです！
でも一番思ったのは良くも悪くも監督の真面目さが出た作品だなと。グイグイ引っ張って一気に見せ切る作品なんだけど、エンタメに振りきれないというか仁義なき〜とアウトレイジを掛け合わせてどっちつかずな点が残念。
上林の過去を描写する事、それが悲惨であればあるほど同情するけど観てる人は自分とは違う、とある意味安心してしまうなと。
組の秩序も無視する、あんな常人でない行動なのに手下達が普通の極道と同じような対応で、いつ自分にも矛先来るかもなのに怖くないのかな？と違和感。恐怖で統率されてる緊張感に満ちた集団だったら納得なんですが。
上林は物凄い身内思いで、自分独自の一線があって、それを越えたらあんなんなるとかの方がチンタへのあれこれもわかるし。ベタですが。でも敢えてそうしないでハリウッドの悪役みたいにしたのかなぁ。
上林の最期とかホラー映画とかの退治シーンみたいだったし。
俳優皆よかったし松坂桃李と鈴木亮平は別格として村上虹郎めっちゃよかった。自然体で、でも葛藤と哀愁がありました。
そして早乙女太一も出番少なかったけどよかった！パッと目を惹く華とヒリヒリ感。
クイズ番組で見せる答えるまで表情だけで画面を持たせる宮崎美子しかできないあの役、西野七瀬もホステスを守る若きママの威厳があって良かった。グループで頑張ってきたアイドルを使う意味がわかった。
グダグダ書きましたが充分面白かったし、続編あれば初日に駆けつけます！
