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孤狼の血 LEVEL2の中のネタバレレビュー・内容・結末

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

暴走に歯止めが効かなかった日岡くん
ツメが甘い!!ワレの目は節穴かァ?!
いうて、大上さんが生きてたらきっとめちゃくちゃぶん殴られて叱られるんだろうな。


以下、感想を箇条書きにしました。

①前回一瞬も登場してなかったキャラクターが続々と出てきて、「元々尾谷組にいた人」「元々五十子会にいた人」の設定がなんか受け入れられなかった。。
②マジで恐すぎる孤高の上林を演じ切った鈴木亮平には完敗。眉毛生えてるのに、ないように見える人相の悪さ、すっげえ。ラストの「そう簡単には死ねない」が酷く重く、突き刺さる。
③主人公(日岡)の低能さ、弱さ、甘さ
→結局大上さんにはなれない、追いつけない。だってたかが3年、追いつけるわけがないのだから。…ということを率直に描いているのはよかったとする。とは言え広大卒のいい歳した大人ですよ。見た目だけ真似て、あの仕事ぶりはちょっと流石に情けないです。
④ヒロインは阿部順子がよかった。
⑤虹郎の下っ端のハマりようは凄い。
⑥シーズーが無事でよかった。
⑦カーチェイス、いらなかった。
⑧「日岡」という男をもう少し丁寧に描くべきだったのではないかと思う。
→前作と今作では描いている根本が違う。としても、日岡の記憶には大上という絶対的な存在がいる。追いつけないことへのもがき、自分の弱さや甘さ、そして上林にも太刀打ちできないことへの悔しさみたいなものがもう少しハッキリ見えてきてもよかったのではと思う、、。
エンタメ性に振り切ってるのはわかるけど、。
上林を倒す最終的な目的がチンタ殺害の復讐から、段々、強いモノを倒したい、みたいな方向に突っ走っている感じは、【強いモノを倒したい=大上さんを超えたい】という日岡の心に植え付けられているしがらみにも繋がっているのかもしれない。己との戦い みたいな。
⑨日岡と真緒やチンタとの関係性があまり描かれてない中でのあの悲劇は、特に劇的でもなく何のカタルシスも感じられない。ふーん、まあ、殺されてしょうがないよね、だって危機感の欠片もなかったもん。つーかなんで愛する人の弟を危険な場所にほおりこむの?って感じ。上林の恐ろしさは最初の時点で流石の日岡にも検討がついていたはずなんに。
…そんなお前に真緒を抱きしめる権利も、チンタに線香あげる権利もなにもない。
⑩やっぱりメインテーマはカッコイイよね。

以上です。
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