映画の全編がPCの画面で展開されるという…
かなり革新的で、攻めた作品。
作りが作りなだけに話題を集めるためにギミックを効かせただけなのか？とも思いましたが、内容も文句なしの面白さで、サンダンス映画祭観客賞は伊達じゃなかったです。
ストーリーは、失踪した娘を父親がひたすら探すはなし。
全編がPCの画面で展開されるので
馴染みのあるPCの起動音やシャットダウンの音すら効果的に響いてきます。
ずーっとスクリーンに映ったPCの画面を観る1時間42分…なのに退屈しない。
それどころか途切れない緊張感と疾走感があり、
途中何度もいろんなパターンの最悪の展開がよぎるけど、最後は感動しちゃう。
なんとも不思議な映画でした。
うまーく散りばめられたが伏線が綺麗に回収されていって
そういうことか！ここに繋がるの！と
最近だとゲットアウトにつぐくらいの気持ち良さでした。
見つけきれてない部分もありそうで、いい映画を理解するためには二回観ないとダメだなと改めて思った一作でした。
