カトリーヌ・ドヌーヴの背中に希林さんの影が見えたのは僕だけ？
人とは視点が違って、トゲのある、それでも可愛げを潜める魅力的なあの女性像は、まさに樹木希林そのものだと確信した。
前半は少し淡白な感じがして微妙かなと思ったりしたけど、後半に是枝節が炸裂しまくる。
そこにイーサンホークという名俳優が映画を明るくしてくれて、贅沢すぎるな。ずるい。
「見せない」という工夫が、観た後にこんなにもじんわりと暖かい想像力を感じさせてくれるんだなと。
2回目は日本語吹き替えで。
上にも書いたけど、映画の良さは「何を見せるかよりも、何を見せないか」で決まるというのは本当にその通りだなと思わされた。
あの万引き家族の花火のシーン。あれをまたパリでもやってくれてニヤケとまらなかったなーーーー。
全編通して、是枝さんの愛が込められまくったカットのみを凝縮してるに違いないと思いました。素敵すぎる。
