みなふく

レイチェル: 黒人と名乗った女性のみなふくのレビュー・感想・評価

3.0
【⠀レイチェル 黒人と名乗った女性】

全米国人向上委員会の支部長のアフリカン・アメリカンして活動していたレイチェル・ドレザルは実際は白人だったということが公になりバッシング渦中から改名までを追ったドキュメンタリー。

トランスジェンダーだけではなく、トランスレイシャル、人種に関しても自ら選択することが出来るという考え方。

映画館で観る映画が好きなので、配信ではあんまり映画は観ませんが、あまりにも映画館に行けないので昨日移動中とかで観てみました。

出てくる人みんなの主張が判る映画。
人種差別があまりない日本にいるので理解しきれないところもあるだろうけど、

彼女の生き方やスタイル、個人を認めても、彼女が黒人だと主張する事、

『黒人女性が生きている上で受ける、差別や苦難を乗り越えてきていない』
『白人の特権も受けている』
そういう人を同じ黒人とは受け入れられない。

彼女がしていることは文化の搾取だ。
という人々の主張は

人種差別が当たり前にある人生だという事実が浮き彫りになっていて、

様々な視点で観られる作品でした。
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