テーマ、要素が多すぎる。
1つのテーマで面白くできないからといって枝葉伸ばしても意味ないんだなあと再確認。
たくさんの要素があっても全体が薄い膜みたいなので包まれていないと
最後は「え、なんの話???」で終わる。
最終的に、スマホ落としたって話より
偽りの人生を送る主人公の過去がメインの話なのか
はたまたサイコキラーの話なのか
サイコキラーを追うトラウマ持ちの警官の話なのか
恋愛の話なのか
ここまで要素の多い映画初めてだった!
あとすべてのシーンにおいて
一手先、次のセリフが読めてしまって
興ざめした。
予想の上を行かないどころか下回ってくる。
ラストのシーンまで映画館のほとんどの人が想像できたのでは?ってかんじ。
千葉雄大くんもキーマンになってたけど
乗っけから最後まで
「ミスリードしてください!!」
って言ってるようなもんだった。
犯人を追い詰めるセリフもテンプレートそのもの。
むしろ超能力者かな?ってくらい無理ある犯人との意思疎通具合に最後まで違和感。
主人公が整形して、死んだ友達のかわりの人生を歩んでましたって設定も
んなわけあるかいって話だし
その設定いる???
スマホを落とした「だけなのに」
っていうからには主人公は普通の人でもよかったのでは。
「だけ」っていうにはおめーが1番やべーよってツッコミが先行してしまう。
「落としただけ」なのに色々なことに巻き込まれていく怖さの映画かと思いきや、
「スマホを落とした」のはほんのきっかけに過ぎず後のテーマが勝ったら意味ない気が…。
これじゃ
「他人の人生歩んだだけなのに」だ。
会話はステレオタイプ、展開すべてが御都合主義すぎて怒りすら覚えた。