いつ死んでもおかしくないほど薬に溺れていたニック。運良く更生できているのは、周囲の人間、特に父親の献身的なサポートがあったから。
"献身的なサポート"と文字で書くのは簡単ですが、何度信じてもまた息子が薬に手を出してしまうのは凄まじい精神的負担があったことと思います。実際そういったシーンや、ニックが薬に溺れるシーンが繰り返されるので、観てるこちらも心が苦しくなりました。
そんなニックが今、普通に社会を歩めるのは並大抵でない父親からの愛情を受け取ったからに他なりません。
いくら家族といえ、ここまで信じて愛し続けることはできるかと、自分だったらどうだろうと考えさせられました。
ティモシの、何度も誘惑に負けてしまう演技、観ていてもどかしさを感じさせられましたが、素晴らしかったです。