恋する人は程度の差はあれ滑稽なものだなと。
しかしこれはホラー映画だった。呪いだった。
この呪いの原因は色々あるだろうが、多くは「自分のことしか考えてない」ってことではないかと思った。もちろんそう単純ではないけれど。
葉子がせっかく救いだしてくれようとしたのにそれを拭ってまでひねくれたおしたテルコはもう呪怨レベルだった。
でも、残念ながら私の初恋はこんな感じだった。愛なんかもってのほかで、好きでも、恋でもなくて、その人になりたくなる。だからこそホラーだっためっちゃ怖かった。
とはいえ呪怨領域にたっしたテルコは多分1番幸せだと思う。マモルに振り回されてるように見えて、好きでそうやっているのだ。何食わぬ顔でビールを飲んでいるのだ。
色々限界だったんで…って泣いちゃったナカハラくんとは似てるようでいて全然違うケースな気がする。
関係ないけど、普通だったら「個性的」なはずのスミレさんが1番マトモだったのはちょっとおもしろかった。
しかしながら私としてはテルコと葉子の演技が物足りなくてちょっともったいなかった。
そして風邪ひいた時のうどんはマジうまい。