愛がなんだの作品情報・感想・評価

「愛がなんだ」に投稿された感想・評価

nn

nnの感想・評価

3.6
- 女性の気持ちに寄り添った映画
登場人物像や、繊細なこころの、動きが丁寧に描かれていて、とてもリアリティがある。
- 揺れる関係性。好きとは、何か、改めてよくわからないなる映画。未だに、私も掴めたと思ったら、またわからなくなる、の繰り返し。
yuien

yuienの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

まずわたし自身の告白をします。あなたがきっと知らないであろういくつかのこと。
道行くあらゆる人からあなたの面影を見出して、時にはひとりで心が小躍りしたり、時には酷似した後ろ姿に、意味もわからずに涙が込み上げてきたりしたこと。あなたのデスクにいつも置いてある赤いネスカフェのマグカップになりたい、無造作に置かれたファイルでもその中に挟まれた書類でもなんでもいい、なんならゴミ箱でもいいから、あなたが日頃身を置く空間を共有させて欲しいと真剣に願っていたこと。わたしが資料を写メろうとしたときに、さりげなく冊子をおさえてくれたその手が写り込んだ写真をいつまでも捨てられずにいること。
まだまだある。あげれば枚挙にいとまがないほどに。それらを打ち明けたら、あなたはいったいどんな顔をするんだろう。正直、自分でも怖いと思っている。もっと健全に人を好きになれないのか、って。でも、優しいあなたは、きっと困ったように、やわらかく笑うんだろうなあ。それをみて、わたしはきっと泣きたくなる。

愛ってなんだろう。どうしてこんなにも、もどかしくて、切なくて、心はまるで酸素を求めているみたいに懸命に呼吸しているのに、ひとは懲りずに、だれかを愛さずにはいられないんだろう。
どうしてひとりの人間にこうも執着してしまうんだろう。すっごく小さいきっかけで不意に恋に落ち、自分自身ですら困惑するくらい、気持ちがひとりでに肥大化していくから、やっかいだ。思いは、まるで麻薬みたいに、もはや手懐けられない中毒症状に振り回されてしまう。

ここに描かれている男女のなんとも不毛な恋愛模様があまりにも共感できて、沁みる。そしてなんだかひと肌がとても恋しくなる、苦しくてもいい、いびつでもいい、恋をせずにはいられない。誰かと向き合っていたい。こっぴどく傷つけられたって構わない、恋する単細胞生物にでも退化させてくれ、って衝動的に思ってしまう。

相手から恣意的に施される一ミリの期待も見逃さないように構えているテル子もマモちゃんも、はたから見れば、だっさくて情けなくて滑稽なのに、「だから、なんだ。」って胸を張って世界に宣言する、不恰好なその姿に肩を掴んで目を覚ませ!と怒鳴りつけたいのに、なんだか妙に勇気付けられたりもする。たぶん不器用であるという最大な共通点で私たちは繋がられているんだ。賢くひとを愛し、愛される術なんて、世の中にあるあまたな手引き書を読んだってちっともマスターできない。そもそも好きな人を目の前に、打算的な行動を起こせるほど、理性が正常に働いている訳ない。そうして、いつだってわたし達は恋愛の迷路の中で彷徨っている。

テル子の行動に対する失望と嫌悪はあっても、わたしは彼女を否定することはできない。彼女はただ、あまりにも自分に誠実に、全身全霊をかけてマモちゃんを想っているにすぎない。そんな風に傍若無人に、壊れながら、マモちゃんだけの背中を追いかけているテル子の必死だが、確かな足取りは羨ましくさえある。
mizuki

mizukiの感想・評価

3.5
東京国際映画祭で観れず、ずっと気になっていた作品。
ほんとに今泉監督らしい映画というか、微妙なニュアンスや繊細な感情を表現するのが上手い。こういう男の子も、こういう女の子も、こういう恋も、きっとそこら中に散らばってるんだろうな。好きで好きでどうしようもなくていっそその人自身になってしまいたい。そんな彼女が選んだ道。

このレビューはネタバレを含みます

恋でも愛でもない、なんだろうか狂気とも違う、

マモちゃんとすみれさんがうまくいけばテルコはずっとマモちゃんといられるという、それを分かっていて、そう仕向けるテルコ、本当に不気味ちゃんでしかないんだが

諦めの話では全くない

原作読み直したい

追いケチャップにやられた。。
東京国際映画祭コンペティション作品。日本からはこの作品と阪本順治監督の「半世界」がコンペティション部門に出品されたが、観客賞は、例年、邦画がとることが多い。去年は大九明子監督の「勝手にふるえてろ」が観客賞を受賞したが、この作品も同じような、こじらせ系女子が主人公の作品だ。観客賞は結果としては、またまた邦画の「半世界」が受賞したが、自分的には、この「愛がなんだ」に、ひとり観客賞を進呈したい。

今泉力哉監督が角田光代さんの原作を映画化したものだが、主人公のダメダメ女子ぶりが、いま風のリアリテイをたっぷり盛り込んで描かれていく。ヒロインを演じた岸井ゆきのの演技が光る。ひとつ間違えばストーカーとかサイコパスとか呼ばれるような、彼氏が生活の全てという女子の姿を見事に演じきっている。主人公山田テルコには、眩しく映る塚越すみれ役を演じる江口のりこのぶっきらぼうな好演も光る。
藤井凛

藤井凛の感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

東京国際映画祭にて鑑賞

テルコ(岸井ゆきの)はマモル(成田凌)と結婚パーティーで出会い、それ以来時間も身体も全てマモルに捧げる程大好き。
とても健気。
マモルにとってはとても都合の良い友人のテルコ、時にはセックスもさせてくれるし、連絡をしない時も多々ある。
思わせぶりな態度を狙ってないけど、取ったりするからズルい。

でもマモルはテルコのことは好きじゃない。他の女性(江口のりこ)と親しくし始める。呼び出されるテルコ。なぜ。

それでとテルコのマモルへの気持ちはとめどなく溢れ、2人がうまくいくように促す。
全力一方通行ラブストーリー。もうこうなつったらマモルの幸せを見届けよう。

監督によるとらマモルは冴えない男性なので、成田凌に演じられるかなと思ったけどらうまく格好良くなく演じてくれたとのこと。
岸井ゆきのが本当に健気で可愛い。表情もころころ変わって感情豊か。
MMM

MMMの感想・評価

5.0
東京国際映画祭で見ました。
スゴク良かったのですが、今、一カ月ほど経って冷静になっても、この映画の余韻に浸っています。
もう、片思いなんて、自分には遥か昔のように感じるのですが、
この映画は、そんなことは関係なく、人間をちゃんと描いていて、
脇役までも含めて、リアリティをもって活きた(生きている)キャラクターでした。

日本版「ラブアクチュアリー」と言えると思います。
ひーと

ひーとの感想・評価

4.6
面白い!観終わった後、「色んな人と映画の感想を言い合いてぇ!喋りてぇ!」てなります。でも本公開は来年の4月だそうな…、待てなーい

このレビューはネタバレを含みます

自分が初めて出演した長編作品がこれなの、純粋にとっっっても嬉しいです。
自分が出てなくてもすきな映画に入ると思うから。
岸井ゆきのさんがとにかく魅力的です。
ほしもえも超素敵。
心の中でもがいたり叫びたくなるような恋愛模様。
そういう恋愛映画だいすきだし、女の子に是非見てほしいです。
チラッと出てくるわたしは見ててうざいって思ってくれたら嬉しいです。ええ。
おこば

おこばの感想・評価

4.4
ああ久々にいい映画だなあ
ってしみじみできる映画に出会った

目星付けてて良かった
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