FREDDY

初恋スケッチ ~まいっちんぐマチコ先生~のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

1.4

このレビューはネタバレを含みます

1980年の連載開始以来、長年にわたり親しまれている人気コミック「まいっちんぐマチコ先生」を、原作者のえびはら武司画業45周年を記念して新たに実写映画化した本作。正直言って、全く面白くありませんでした。麻衣マチコを演じた大澤玲美や池上ケンタを演じた村上純をはじめとしたキャスト陣の演技はお世辞でも上手とは言えないものですし、描かれている物語も「まいっちんぐマチコ先生」という題材が含まれているだけで、ごくごくありふれた内容で真新しさや面白みはなく、無駄な演出や無駄なシーン、中弛みや間延びが際立っていて途中で何度も飽きてしまいましたし、魅力的と思えるものは何一つなく、終始退屈で時間の無駄とすら感じてしまいました。現在と過去を交錯させながら描くのは良いが、池上ケンタと麻衣マチコの回想シーンは"酷い"としか言いようがなく、学生時代の池上ケンタを村上純に演じさせている時点で違和感でしかなく、何の脈略もなく映し出される"お色気シーン"と"麻衣マチコの決め台詞"には唖然としましたし、そもそもの話、「まいっちんぐマチコ先生」の予備知識やマチコ先生に何かしらの思い入れがないとこの物語は成立しないようにも思えました。もう少し"マチコ先生への未練"と"母校への想い"というものを丁寧に描いて欲しかった。本作は観る価値はないに等しいかと。
FREDDY

FREDDY