マーフィー怒りの鑑賞

ランボー ラスト・ブラッドのマーフィー怒りの鑑賞のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

テレ東初放送にて再鑑賞。今ウィキペ見て気が付いたが、この作品は近年の洋画としては珍しく、吹き替えがソフト版とBSテレ東版の2バージョンある。1回目はソフト版吹替えで鑑賞したのだが、悪役兄弟の武田真治とケンコバの演技がちょいイマイチだった。今回放映したのはなんとテレ東版。ソフト版よりマシになっていたと思う。録画削除したのは失敗だった・・・

鑑賞後には絶対にメキシコへ行きたくなくなる。メキシコからの移民が多いアメリカで、よくこれだけメキシコを悪く描いた作品が作れたなと思う。まぁ合法移民はメキシコが嫌で渡米してるだろうから、そんなに文句言う人いないのかもしれんけど。

アリアナ・グランデ似のヒロインが、顔に奴隷の紋章を刻まれ、シャブ漬け性奴隷にされる様が痛々しい。エンタメ路線だった2・3と比べて、徹底的に救いのない内容。同じくメキシコの麻薬戦争が題材の「ボーダーライン」シリーズなどの影響が見られる。ライバルであるシュワの「サボタージュ」にも似ている。ヒロインが亡くなる時に、回想シーンなどあっても良いはずだが、それも無くあっさりと描写される。

スタローンといえば「ロッキー」シリーズのトレーニング・モンタージュが十八番。今作にも戦闘準備をするランボーのモンタージュ・シーンが登場。ランボーの過去作でモンタージュ・シーンって存在しただろうか?2作目では出撃時の準備シーン、4作目で刃物を鍛造するシーンはあったけど。

悪役ボスの護衛2人が、なぜか黄金のAK銃を持っていた。独裁者や金持ちが鑑賞用に持つイメージのあれである。「ロード・オブ・ウォー」「デビルズ・ダブル」に登場していたと記憶している。ラストの戦闘シーンでも使われてる。戦闘に使う銃じゃないだろうに。しかも龍のオブジェクトが付けられてる。なんなんだ、その変な設定は。