いのさん

キングダムのいのさんのレビュー・感想・評価

キングダム(2019年製作の映画)
4.6
《中華統一》

(あらすじ)

紀元前245年。時代は春秋戦国時代。
中華西方の国・秦で、戦災孤児として暮らしていた2人の少年・信と漂の夢は、天下の大将軍になること。
そんなある日、漂は大臣である昌文君によって召し上げられ王宮へ。王宮では王の弟・成きょうによるクーデターが勃発。王宮の勢力争いに巻き込まれ大けがを負った漂が、命からがら故郷へと戻ってくる。そして漂から託された地図を頼りに訪れた村で信は、漂とうり二つの少年・政と出会う。この少年こそ秦王・嬴政。後の始皇帝であった。

(感想)

東宝本社ビルの試写室で先行試写会に行ってきました。
原作も全巻持っているほど大好きな作品なだけにどういう仕上がりになっているか楽しみでした。

実際見た感想を率直にいうと、
アクションシーン満載、鳥肌立ちっぱなしの大興奮な作品でした。

まずはキャストの選出。
今いる日本の俳優女優と原作のキャラを完全に一致させてるあたりが凄い良くてしっくりきながら見てました。おそらく自分がキャスト選んでも半分は同じになってたと思う笑

その中でも特に吉沢亮、長澤まさみ、本郷奏多の3人は原作そっくりで演技も圧巻でした。
吉沢亮演じる秦王嬴政のカリスマ性、同じく長澤まさみ演じる山の民の王楊端和の女帝感、本郷奏多演じる成きょうの悪童さが完全に原作と一致していました。あと個人的には左慈が良かった笑

BGMもかなり良く中国を舞台とした大迫力のシーンを音楽でより最高潮に持っていってました。
特に咸陽に攻め入ったときの戦闘BGMはかなりテンション上がりました。
エンディングのワンオクも最高でした。

また内容においても史実に基づくリアリティさ、そして現代のビジネス書と言われる漫画キングダムの心に刺さる名ゼリフを使い一視聴者としてかなり心揺さぶられました。

ただワイヤーアクションやCG合成が多く感じてしまったのが残念。迫力出したいのは分かるけどあそこまでやられたら非現実すぎて史実とかかけ離れてる感が出ちゃってる気がしました。

しかしながらジャンプの漫画の実写化はよく賛否両論に分かれるなか今作は、"もう一回観たい!
なんなら漫画全巻読み直したい!"とそう思える出来だったので実写化してよかったと思います

漫画は100巻まで書く(現在54巻)予定で描かれ、今回の内容は大体5巻くらいまでだったので、近々キングダム続編がやりそうな予感ですでにワクワクしています!
いのさん

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