TAKA

斬、のTAKAのレビュー・感想・評価

斬、(2018年製作の映画)
4.7
2018-233-192-041
2018.12.26 ユーロスペース Scr.1

・圧巻!音が凄い!
・キャストの魂までも映し出す、塚本ワールド
・ボーダーライン、銃、現代


圧巻!
フィルムに込められた情熱が発する迫力!
キャストやスタッフの魂を感じる!

音が凄かったですね。
刀と刀がぶつかる金属音!
恐ろしいまでの森のざわめき!
劇場で観るのがオススメの作品かと思います。

印象に残ってるのは、
主役3人の鬼気迫るような熱演!
そして・・・ボーダーライン。

主役3人の熱演が凄かった。
最高かよっ!?♪
て思いながら観てた。
そして気付きました。
特に監督が出てないシーンでの、カメラが凄い。役者の魂までも映し出そうとしているかのよう。
塚本監督がカメラを回してるんだろうな。

殺陣のシーンは映像より音!って演出。
迫力凄い!
・・・もう少しブレを抑えても良かったかもf(^_^;(笑)

そして映し出す緑の世界。
森。
「野火」を思い出しました。
塚本ワールド
あるなぁ(^_^)
出来上がってるなぁ(* ̄∇ ̄)ノ

そしてもう1つ。
皆さんのレビューにもある通り、
どうしても「銃」と比べてしまいます。

凶器を手にしたとき、
溜めていた鬱屈に押し潰されるかのように弾けた「銃」
心は
より一層内に向かって
籠っていった。

凶器と共に生きてきて、
何の疑いもなく生きて
いざその時、
ボーダーライン!
越えられず苦しむ「斬、」
思いは・・・
どうやって乗り越えるのか?
ボーダーライン。

どうなったのかは、本作を観てのお楽しみってことで(^_^)

感じたのは
銃は少し前の時代の内省的な個人を描いて
斬、は現代を描いているのではないかと。時代劇ではあるけれど。
迷いのない、考えない時代。
いざリアルに直面したとき、
どう翔ぶのか。

意外に明治維新の、
志士の大半って、
こんな感じだったのかも。
似てる・・・のかな?

色んなことを想いました。
オススメです(^_^)
TAKA

TAKA