左様ならのLのレビュー・感想・評価

机の上に花が置かれるのもそれがいつの間にかなくなっていて「そういえばないね」とクラスメイトが言うところ、リアルでそのままだった。
親しかったのに泣けなかった由紀とは対照的に、「仲良くなかったのに泣けた私すごくない？」と言っていたクラスメイトを思い出した。
クラスメイトが死んだ時の温度差って本当に恐ろしいと改めて痛感させられた。
中学のあの夏を蘇らせる作品だった。
痛いけれどとても良かった。