このレビューはネタバレを含みます
○ヒューマン
○社会問題
●黒人
●人種差別
▪️どんな話?
ギャングにクスリに事件が日常茶飯事の地域に住むスターとその黒人家族。
スターはさまざまな人種が集まる私立校に通い素の自分を隠し、白人の彼氏がいる学生生活を送っていた。
ある日地元で幼馴染の男の子が目の前で警官に射殺されてしまう。銃を持っていると勘違いされ発砲されたのだ。
黒人だからこのような事件が起きたーと、地域の人々とスターは抗議の声を上げるー。
▪️感想
要所要所で号泣してしまい観終わってどっと感じる疲労感…。
重々しい目を逸らせない社会派映画🎬
でも基本ずっと同じ問題について描かれるのでやや長く感じるかな。
あとメインテーマになってた彼の起訴に関してはフワッと決着して、ラストは少し映画らしいご都合主義というかハッピーエンドにえいやっ!といった感じはある🤔
はじめは黒人じゃなくても起きた事件では?黒人サイドが“人種差別だ!“と感じているだけでは?と思っていたけど、
観ているうちにやはりそれだけではない複雑な問題があるんだなぁと痛感。
黒人が白人から受ける差別がもちろんメインで描かれているけど、
スターの彼氏クリスが白人で、彼に対する黒人からの“白人差別“も描かれていることがなんだかなんとも言えないなと🤔
もちろん人類の黒歴史として黒人の人たちが奴隷、差別を受けて来た過去があるからこそ自分達を見る目に敏感なのはわかる。
でも本当に人種なんて気にしていない、という人たちも一定数いるはずなのにそれさえも黒人サイドが受け入れられないという悲しい現実もあるのかなって思った。
黒人とか白人とか、言葉の使い方すらもすごく難しい社会問題。
日本にはこーいった人種差別がないから人種差別問題に関しては100%理解できることは一生ないのかもしれないなぁ😕
でも結局一番悪いのは黒人白人関係なくギャングだったのでは?🤔
あとなぜ警官が不起訴になったかは明確な理由を提示すべきよね…そりゃ暴動も起きるわ、、
「サグ・ライフ」
憎まれて育った子供は大人になった時社会に牙を剥くー。
ものすごく納得できた歌だった。
終わらない悪循環、そしてきっと永遠に続く負のループ🌚