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海獣の子供の外面のレビュー・感想・評価

海獣の子供(2018年製作の映画)
3.5
なんかやばかった。
友達が見終わったあとに「分からなかったけど、それでいいんだと思う。分かんなくていいんだと思う。」って言ってて、その通りだなって。
個人的にはずっと赤に目がいく映画だった。海の青とか自然の緑とか、宇宙の黒とか色は沢山出てきたはずなのに、どうしても赤に目がいくように出来てた気がする。赤って人工的な色な気がするから目立つのかな。蟹、お母さんのサンダルと足のネイル、ハイビスカス、船の1部、信号、ポスト。意味があるとかないとかじゃなくてすごい目立ってた。あと海とか、最初に人魂見た日の空とか。海行きたくなった。
キャラの目のタッチが独特だなって思ってたけどあれで良かった。目に色と動きを持たせるのが重要な魅せ方だったから正解だった。
祭りのところプラネタリウムみたいだった。みんな分かんない〜って言ってるから結構覚悟決めて見たつもりだったけど、創造の遥か上をいく分からなさで草生えた。脳処理が遅れる。けど確かに綺麗な映像だったけど。そっち〜?!という感じ。あとシンプルに初めて映像酔いした。集合体恐怖症の方はまじで気をつけた方がいい。気持ち悪くなる。終わり方と主題歌の付け方が好きじゃなさすぎた。え?最後の言い切りのところのセリフも全然理解出来ないし、静止画で終わるのはクソダサいし、てかあんなに内容に合わせた歌詞でぐわあってくる音楽なんだからクライマックスで一緒に流せよ(完全に私の好み)。あとシンプルに声優が下手では?って感じ。
まとめると、映像美。以上。矛盾してるみたいだけど誰も教えてくれないからんーって思った。分かるわからないとかじゃない、言い方が悪くて本当に申し訳ないけど製作者側の自慰を見せられている感じ。俺らはこんなことも理解出来ちゃいます!みたいな。厨二病の子みたいな。これに共感している人も共感している自分に酔いたいのかな〜と性格の悪い受け取り方をしてしまいました。楽しみにしてただけに残念!
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