菅田将暉×変態の組み合わせは、
もともと大好きだった。
映画帝一の國、
ドラマ民王の狂気じみたキャラがやっぱり菅田将暉にはどハマりしていたが、今回の作品に関してもかなりの凄味と良味を出していたように見える。
戦艦大和が歴史上どうなったか、
見ているこっちとしてもオチを知っている中で、どうおもしろくストーリーを紡ぐのかが楽しみだったが、菅田将暉含め豪華すぎる周囲のベテラン俳優陣の迫真の演技、数学という知的かつよくわからない世界観だからこその好奇心をくすぐるテーマによって、最後までハラハラドキドキの時間を楽しむことができた。
終盤の菅田将暉と田中泯による、
天才と国家論、破滅の美学という答えの無い、答えの出ない壮大な掛け合いは、最高の演出だった。
多少粗っぽい(見え見えな)CG合成は結構気になったが、それをも圧倒するおもしろさだったと思う。
勉強、ちゃんとしておけばよかったなあ。