まつこ

泣くな赤鬼のまつこのレビュー・感想・評価

泣くな赤鬼(2019年製作の映画)
4.6
なんで有名にならなかったかわからない稀にみる良作。
誰にでも見落として、無意識に傷つけてしまっていること、そのまま離れること、ある。泣かないでこれを観るのは本当に無理。


「先生の夢のために僕たちを利用した」
熱血教師と呼ばれる人、そうなってしまっている人が多いと思う。
赤鬼先生はその典型だろうな。

娘の試合を観にいかないのは自分が野球部の顧問だから、仕方ないかもしれない。
だけど、試合で怪我をし落ち込んでいる
娘の部屋の前で言った言葉、「野球の報告を嬉しそうにする」も決して許せない。

ゴルゴ斉藤もその犠牲者と言っていい。
警察を出た際の態度も教師にあるまじき非道だった。
だから、ゴルゴが赤鬼を結構好きだったというところ、泣けました。

最初は野球の熱が冷めて野球部最弱高校で指導もせず丸くなった赤鬼先生が逆にこわかった。部員のお願いで厳しく指導して見落としてたものをみつけてく先生はかっこよかった。

わたしも同じ、厳しい部活にはいって厳しい言葉、行動たくさんあった。
毎日帰り道泣いていた。
けど、顧問が好きだった。
「ライオンが自分の子を崖から落とす感覚で育てていくから」って言ってくれた先生、いまどこにいるのかな、元気にしているのかな?

鬼の話かと思ったらちがった…
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