ダイセロス森本

The miracle of the Cards(原題)のダイセロス森本のレビュー・感想・評価

The miracle of the Cards(原題)(2001年製作の映画)
3.6
TBS祭り再び。
Based on the True story
久しぶりに綺麗な映画を見た。全然汚い人がいない。変な言い方だけど笑、いつも血みどろな人ばっかり見てきたから泣いちゃったよもう~!人のピュアな願い、少年の素敵な言葉に胸グサッグサ刺さる。言い方が悪い。少年の素敵な言葉に胸打たれる。どうだ。

ママの焦りぶりにいつも「え」って感じだけど、我が子が病気になる、死にかけてるって、こうなるのが母親なんだろうなあ。
そういえば母親で思い出したけど、これ、トーマスサングスター(少年)のリアルなママ出てますよ。見つけてね。


お見舞いにもらうカード。それを取材しに来た人たちによって、世界中にこのニュースが伝わり、各国からカードが届いた。その数…いくつだったっけ忘れたけどすごかった。

何度も「もう大丈夫」と言われ、ママは大喜びするっていう繰り返し。
もう大丈夫と言われて、また再発したり、腫瘍が大きくなったり、奇形種になったり(teratomaとかいってた)。希望が見えたと思ったら谷底に突き落とされるのは本当に見ててつらかったなあ。ママには耐えられないよなあ。その一方で、お兄ちゃんであるもう一人の息子は家族を持っているんだけど、構ってくれなくて拗ねちゃうシーンもある。
いや、まてよ、死にかけてる弟を構ってる母にいい大人が拗ねるのかよ。


イギリスではどうにもならない、「死なせてやるしかない」とあきらめかけていたところに届いたアメリカからの手紙。旅費もすべて負担するから、ここで治療を受けろと大富豪がお金を出してくれて、自信満々なジュードロウ似のアメリカ人医師が検査を始める…が。

最初のころは、手術室にママも来てよ!とクマのぬいぐるみ抱いて怖がっていた子が、最後死ぬかもしれない手術を受けるときに「大丈夫だよママ、僕は死なない」って、ママより強くなっている姿に感動した。

TBSの可愛すぎる笑顔とまた頭刈られてる姿にニヤニヤしながら楽しめた。いや~素敵な話だった。