kyadan

スピルバーグ!のkyadanのレビュー・感想・評価

スピルバーグ!(2017年製作の映画)
3.8

ドキュメンタリー映画は中だるみするので観賞することは少ない。スピルバーグということで観賞してみることにした。
あっ、あれも、これも、スピルバーグの作品なのかと再認識するとともに、彼の人生観とテクニックを知ることができる良作であった。
スピルバーグ好きでなくても映画好きなら、一見の価値あり。

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― 追い詰められたときほど私は名案が浮かぶ。苦しみが大きいほど脱したときの喜びが大きい。―

― ジョーズの脚本は撮影開始の12時間前に書き直し始めた。―

― 芸術的ショットの裏にある苦労など誰も気づかない。自分しか完成度を知らないのは孤独なことだ。誰も頼れない。―

― 彼はテクニックで緊張感を作り出す天才―

*有名なジョーズの音楽、たしかにあれを聞くだけでサメが迫り来る絵が頭に浮かぶ。

― 責任感は必要だが子供の心も失わない。なぜなら、それが若さを保ち笑顔でいる秘訣だからだ。―

― 常にスティーブンは何が起きているか観客が分かるようにする。物語を深く理解するヒントも見せる。彼の頭のなかには物語を伝える装置があるんだ。―

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結論、天才でありながら努力を怠らない。スピルバーグの非凡さはそこにある。
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