子供の頃、近所に住む3〜4歳上のお兄さんお姉さんがとても大人に見えていたのを思い出した。遊び方も話し方も同級生とはちょっと違っていて、訳もわからずに真似してしまうあの感じ…。
主人公のスティーヴィー君も同じ。最早やんちゃを通り越している感はあるが、根はとてもいい子だしスケボー仲間や家族も彼を大切に思っている。これからはお互いもっと良い関係性を築けるはずだ。
90年代のストリートカルチャー、音楽、ファッション、価値観が社会や大人への反抗心を重すぎない空気で伝えてくれ、爽やかな余韻に浸れる作品だった。
また、個人的には年下のきょうだいがいるせいかイアンの気持ちが痛いほど分かってしまった。
イキり倒しているのを見るとガキの癖に…と無性にイライラするし、分かったような口を利かれるのが許せない。それでもなんだかんだ愛している。なんなんだろう。
大人になってすっかり消えていたモヤモヤが蘇ってきた…。