mid90s ミッドナインティーズの作品情報・感想・評価

上映館(39館)

「mid90s ミッドナインティーズ」に投稿された感想・評価

moto

motoの感想・評価

5.0
50年代頃からカリフォルニアで登場したスケートボード。70年代〜80年代のユースカルチャーが色濃く映された傑作ドキュメンタリーDOGTOWN & Z-BOYSに出てくるスケートボード団体Zephyrスケートチーム、通称Z-BOYSはきっと本作の若者の祖先に近い存在なのではないかと思う。

まさかこのスケートボード文化の波の流れの先にジョナ・ヒルがいたとは。あのジャンプストリートのジョナ・ヒルが初監督。そんなの見た上でえこひいきするに決まってるじゃん。

驚いたのは出演者、特に若者に対する演出。KIDS/キッズのラリークラークもびっくりの自然体。
ジョナヒルやるじゃん!
36歳、若手お笑い芸人的な人かと思ってたら全然違うね。
繊細さ。表情や行間の中から、もどかしい人間関係、心の機微をすくい取る手練れ、プロの犯行です。本当に初監督?
もうエミネムもどきの童貞だとは思いません。若き俊英、立派な映画人です。
Trip

Tripの感想・評価

3.6
“行き止まりの世界に生まれて”を数時間前に見たもんだから、それが脳裏に焼きついて、見方も少し変わったかも。
スケートボードに明け暮れる少年たち。
皆それぞれが抱える問題。それは、今も続いている根深いアメリカの貧困問題。

スティーヴィーにとっては何もかもが新鮮で、刺激的で、まさにクール!周りには、一番苦労しなくてよいお前が…一番大変な目に、と言われて。
その意味を彼はまだ知らないかもしれない。

未来は明るくないかもしれない。
でもそれを決めるのは自分自身だから。
スティーヴィーも、もう少し大人になったら分かるかな。ここから逃げる術を見出せるだろうか。それとも。

映画館に中高生が多くて、彼等にはこの映画がどう映ったのか知りたいなぁ〜なんて思ったり。
ここで言ってくれ!頼む!っていうセリフをことごとく言ってくれないのが最高に現実してきて飛べる。私の中の天使がジョナヒルにリスペクトを払い、一方で悪魔はA24がいなかったら「おバカ5人組!スケートパラダイス!」みたいな映画できてそうと囁いてくる。
5人の先には破滅しか待ってなさそうなのが何とも悲しいけどその先が不幸だとも限らないのでオッケーです。
すき!スティービー表情豊かでかわいいし周りのにいちゃんたちもいいバランス具合でキャラ立ちしてた。
しゃん

しゃんの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

自分も学生時代先輩とか年上に憧れてたし、大人になっても上下関係てどこにでもあって認められたいって思うんだよね。なぜか。

みんな抱えてる問題がある中で、5人全員に共感できる部分あったし、良くも悪くも周りと兄弟・姉妹の影響力大きいよほんとに。家庭環境もね。

デッキテープ貼ってもらったあと、スティービーのキラキラした青い瞳がものすごく可愛かった。
レイと2人で滑りにいくシーンも印象深い。

彼らのその後が気になるところ。
居心地よかった当たり前の日常から
いつかは別々の道に進んで、もう会えないってなってもあの頃の仲間最高だったってなるんだよね🛹

少しずれるけど部活やってた頃振り返るとまさにそんな感じだわ。
kimihiko

kimihikoの感想・評価

3.7
もうちょい早く生まれたかった。
この時代に青春を捧げたかった。
そう思わせてくれる作品。
でも俺にだってわかるよーと思った。
keeeiseeei

keeeiseeeiの感想・評価

4.5
カルチャーへの憧れ、友達との度胸の試し合い、やり場のない葛藤、見様見真似でレイみたいなイケてる先輩の真似したり、自分の13の頃と少しダブったりしてね。
kuro

kuroの感想・評価

3.5
憧れから知らない世界に飛び込む少年の、脆くて危なっかしい90年代。

中学生から見た高校生って随分大人に思えたな。あの頃のやんちゃな好奇心。みんなやってるからと酒とタバコを覚え、仲間に認められたくて後先考えずに無茶する感じ。

それにしても少年たちの演技が自然でホームビデオでも見てる気分だった。
表情や態度でセリフがなくても細かな感情が痛いくらい伝わる。
病院で兄が無言でジュースを手渡すシーンなんてかなりよい。

破滅に向かってくのかと思いきやラストの演出がポップでしてやられた。
久々に映画館で映画見られた
行き場のない感じキツすぎる。。
音楽と映像の良さに大分救われたかな

2020-160
つくね

つくねの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

始まりから机のギリギリに置かれたグラスを見つめているような妙に落ち着かない感じがして、それが地面に落ちた時には胸が詰まった。そんな緊張感が常にあった。
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澄んだブルーの瞳の中で見る世界はボヤけていた気がした。だからスティーヴィーは懲りずにまた無茶や危険を犯すのかも。でもそれを繰り返す事が自分を見つけることな気もした。
少なくとも私には強がりで腰抜けだけど、母親の過去を受けいれ、ベッドの横で弟を見守っていたお兄ちゃんが一番かっこよく見えた。
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どうしようもない中に希望があった、はず。
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