このレビューはネタバレを含みます
平成仮面ライダーが好きだった全ての人に送る
という感じでオールスター仮面ライダーでした。電王好きなら見て欲しい一作。
仮面ライダーは現実なのか?虚構なのか?という問いかけは、なんかシン・ゴジラを思い出しましたね…。でもこの作品の答えは『平成仮面ライダーを楽しんでくれた人が一人でもいてくれれば、平成仮面ライダーは本物になるんだ』という肯定のメッセージだったのが良かったです。
少し電王の話へ…
U太郎の声を佐藤健と遊佐の声同時に合わせたのは『時空ライダーとしての大先輩仮面ライダー:電王』+ 『佐藤健という仮面ライダー出身先輩俳優』からのエールだったんだなぁと…
でも遊佐浩二の声を聞きたいオタクの私は少しモニョりましたよ!笑
ビルドとクウガを見てないのでアレですが、平成ライダーを知れば知るほど楽しくなる話だと思います。
というか電王スピンオフのフラグがまた立ちましたね…(新たな特異点の誕生)
そして現在進行形のジオウのスピンオフ作品として見ても面白かったですね。
ウォズさんの『我が魔王!』と『祝え!』だけでも圧倒的な存在感よ…
常盤ソウゴ側のウォズさんは、普段から図書館に瞬間移動して本を引っ張ってきてる?ということが分かって面白かったです。アナザーウォズさんのタブレットで未来を描くことより地味だしアナログだけど… ウォズさんの何気ない使命に対する執念を感じると思いました。
常盤ソウゴってキャラの器の大きさも知れて良かったです。王様になる予定が無かったら頭いい人になってたし、コレと決めたら要領良くやれちゃう人間なんだなーと。
あと、ゲイツはジオウ本編でも闇落ちしないなーという予感もしました。良い人でまっすぐすぎますね、記憶を無くしても…彼は…
ひとつ気になる点を言えば、今回の敵さんは何故仮面ライダーをあそこまで憎んだのか、その理由が描かれなかったことですね…。
ただ、この映画自体が『平成仮面ライダーが好きだった人』のメタ視点を含む部分が非常に多い話だったので、あの敵は『平成ライダーによって出番を奪われたコンテンツ』たちからの呪いだったのかも知れませんw