岩井俊二感が、全然ないような気がした。
あと、さりげキャストの存在感全員えぐい。
思ってたよりも、すっと入ってきて、暗くなくて、
むしろ、広瀬すずの鮎美が、過酷な子ども時代だったはずなのに、すごく清らかで、曲がってなくて、大人びていて、芯からの明るさが、映画全体を重くしなかった。
乙坂は、しんどいな。
もしかしたら、もし自分が結ばれていたら、もしちゃんと想いを伝えきれていたら、って
これほどに悔しくて、切なくて、どうしようもない恋心はないんじゃないかな。
死ぬことを「卒業」って、いいな。
ひとはみな、誰だって、最後は卒業。