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ラストレターのCO2のレビュー・感想・評価

ラストレター(2020年製作の映画)
3.7
やっぱり、恋愛物を観るなら日本映画の方が自分には向いてるなと思う。
基本的に宮城を中心に進む物語。
広瀬すずと森七菜は過去と現在の2役をこなしているが、この2人が素敵だった。
美咲の死には思ったより重い設定が用意されていたが、それは物語を破綻なく進める為の物なので深く気にする事ではない。

多くの人が前に進むには、
昔を思い出す必要があった。

それは、
悲しみを受け入れるわけでも、
大きな謎に迫るわけでも、
死と真っ直ぐ向き合うわけでもなく。

時に手紙を通して、
時に場所を通して、
時に面影を通して、

高校時代の淡い思い出を思い出すと言う行為そのものが大事だったのかもしれない。

大きくは何も変わらない。
なんでも無い、
ちょっと甘酸っぱい位の思い出が、
人が生きて行くには大事なのかも知れない。
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