2022/08/05
監督ブライアン・デ・パルマ
ニコラス・ケイジ
ゲイリー・シニーズ
"見るものすべてを信じるな"
ボクシングのタイトルマッチ最中に起きた政府高官の銃撃事件、偶然にも会場にいた主人公の悪徳刑事が、事件の恐るべき真相に迫っていく様を描くサスペンススリラー。
デ・パルマ監督でもう一本。
またもや冒頭約10分にも渡る長回しカットが見事でした。
チンピラから金を巻き上げたり、ギャンブルに入れ込んだりとチンケな小物かと思いきや、予想外の洞察力と観察眼を持つキレ者の主人公、N・ケイジがなかなかハマり役でした。
残念ながら早々に黒幕の予想はつくのですが、クライマックスの盛り上がり方は鳥肌がたちました。
全体的に展開も早く、最後まで飽きさせない秀作スリラーです。
鑑賞日1999年 劇場にて