yusuke

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のyusukeのレビュー・感想・評価

4.6
『レディバード』の3人は(監督も含めて)もちろん、U30のこれ以上ないってくらいのオールスターキャストで、U30の映画ファンにはご褒美みたいな映画だった笑


シアーシャローナン、おてんば役最高に似合う笑 ティモシーも8.9作見てるけど、1番ハマり役だった気がする!
フランスのイケメンルイガレルが目立たないくらい、ティモシーのプリンス感すごかった笑

少子化の時代だし、自分も教育にお金かけたいから子供育てるなら1人か2人かなとか思ってしまうけど、兄弟多いと楽しそうだなと率直に思わせてくれる暖かい映画だった!

お恥ずかしながら原作はまだ読んだことなくて、小学生の頃に親と『ナンとジョー先生』をアニメで見た記憶しかないんだけど、
ジョーの少女時代が完全にナンと一緒で、あのアニメの味わい方がわかった気がして嬉しかった
いつか子供と見たいなと思えた!

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原作や他のバージョンの映画なんかも見てからきっちりレビューしたいなとは思うんだけど、率直に感想を!

ジョーが「自分らしく」突き進むのに対して、メグは姉としての責任感が強く、まさにハーマイオニーのような「優等生」の枠の中で苦労している感じが、エマワトソン の演技にあってた

「自分らしく」生きるって、気楽そうな気もするけど、自分らしく生きながら幸せになるって実は1番難しいんだな。と改めて。結婚して家庭を持つとか、親や祖父母にとっていい子でいるとか、苦痛はありつつも一定の幸せは確保されてるけど、1から自分で築き上げるのって想像以上に大変だなと。

なんといっても、グレタガーヴィグがシアーシャローナンに託したクライマックスのセリフが素晴らしかった
「私は思うの、女性には心だけじゃなくて知性も魂もある。美しさだけじゃなくて野心も才能もある。世間の人が言うように、結婚だけが女の幸せなんて絶対に思わない。なのに、、たまらなく寂しいの。」


ブロンテ姉妹のくだりも、グレタガーヴィグ要素すごく感じてよかった笑 女流作家の良し悪しを決めるのも男たちって、今もありがちなのかもなと思う(選考委員とかおじさんばっかりなイメージ笑)

我らがボブオデンカークも登場で笑っちゃったいいパパ役も似合う!笑


またシアーシャローナン✖︎グレタガーヴィグのペアで傑作を作ってくれることを祈りながらレビューを閉じます🙏🙏
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