大隼

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語の大隼のレビュー・感想・評価

3.9
人は生きている、それはいつの時代も変わらない。日々、喜怒哀楽を感じ、時に葛藤し、時に後悔もする、生きるとはそういったことを繰り返し続けることな気がする。小説家を目指した女性、結婚を幸せの形と決めた女性、愛する人のために生きた女性、自分の望んだ形では生きられなかった女性、母親として、と心に刻んだ女性、愛の形に戸惑った男性。人生とは人の数だけ違いがある。自分で決めた道をまっすぐ突き進む、あるいは他人に影響されて自分の意志が他所へいってしまう、これもまた人生だ。幾度と道を変えながら歩んでいく、当然辿り着いた先には誰もいない。だからこそ面白くて、そこに生きる価値があると思う。人はそうやって人生を豊かにしていくのだろう。
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