共に夢を追いかけ、キラキラと輝く少女時代を過ごした4姉妹。大人になるにつれて、向き合わなければいけない厳しい現実は、それぞれの物語を生む。
女性の美しさや可愛らしさだけでなく、偉大さも語っていて、希望に満ちている。幼い時のあの勇気を、今もそのまま持ち続けられる。ただ女性だけのストーリーではない。女性も男性もみんなが、この作品に共感できるんじゃないかなと思う。また時代を超えてもなお愛され続ける理由がわかる。
大人になった姉妹の物語から始まり、彼女達の幼少期が並列したタイムラインで描かれていくのだけど、これがまた良い。これは監督のこだわりの一つだったみたいです。私たちは道を歩く時、いつも幼かった頃の自分と一緒に歩いているし、自分のなりたかった姿を今の自分に融合させてるって。
ジョーがニューヨークの街を疾走してる場面からずーっと作品に入り込んでて、ピアノの音色聞くだけで涙ぐんでしまった。撮影裏の動画を見てから鑑賞したから、衣装やセリフの掛け合い等、細部のこだわりまで注目して観れたのも楽しかった。
グレタ監督が「ジョーは男の子の名前の女の子、ローリーは女の子の名前の男の子、二人は合わせ鏡のような存在で、ある意味で双子だ」って言ってたことも、すごく腑に落ちた。…ベスト共有してるの尊い
大好きなシーンは選べないくらいに沢山あるけど、忘れたくないからメモ。浜辺のシーン。オレンジがかった暖かい色合いに、キャストみんなの表情がキラキラして見えた。本の装丁のシーンはずっと見てられる。パンフレットもあの本の雰囲気だったら泣いたけどな。ローリーが笑うたびに笑顔だったな自分。