国と時代を超えて愛された作品が
新しい命を吹き込まれて
体温が感じられる手渡しで
現在を生きるわたしたちのもとに
扉の前で、華奢な女性の背中が静かに上下して、まるで決意と闘いの熱い思いを感じるようなはじまりのシーン。すぐに最高の作品だと感じました。
自分のありのままで生きたい。
周りの願いも叶えたい。
いつまでも自由でいたい。
少女時代を失いたくない。
ちゃんとした大人になりたい。
愛したい、愛されたい。
家庭に入って困窮に暮らしたくない。
裕福な生活がしたい。
貧しくても自分だけの家族が欲しい。
自立してずっと一人で生きたい。
でも、なぜかどうしようもなく寂しい。
わかる、わかる、わかる!
この150年もの長い間
あらゆる女性を虜にした作品の意味が
それぞれの登場人物が
誰一人として欠けてはいけない
そんな作品に初めて出会った気がします
それぞれが抱える想いに
立ち向かい、打ちひしがれ、
女性として生きることの力強さのようなものを感じました。
グレタ、最高の作品をありがとう。
若草物語、全作品を見直したくなりました。