子供の頃に若草物語は読んだことがなかったから、なんの先入観も持たずに観れた。
結婚にこだわらず、どちらかと言えば後ろ向きで、自立を求めるようでもあるジョー。とても家族を大切にし、ベスの側に居て、エミリーの結婚も受け入れ祝い、メグのことを心配な気持ちとともにいつも見守る。両親に対する愛情も深い。なのになぜ、結婚、家族を作ることに前向きではないのか？
前向きでない、というよりも、結婚が幸せという考えに、違和感を持っているのでしょうか？
これは、自分の気持ちを重ねすぎての考察かもしれない。
ベスを亡くし、NYでの執筆活動も思ったように書きたいことが書けず、諦めの気持ちとともに、迷うジョーとお母さまとの会話が印象に残ってる。
Do you love him?
If he ask me again I think I would say yes.
Do you think he ask me again?
Do you love him?
I can’t more to be loved ,wanna be loved
That’s not the same is loving.
I know.
But I fell, I just fell
中略
They have minds and they have souls, as well as just hearts.
And they’ve got ambition and they’ve got talent, as well as just beauty.
And I’m so sick of people saying that love is just all a woman is fit for.
I’m so sick of it.
（ワンテンポ置いて）
But I’m....
I’m so lonely.
それぞれの幸せをみつけることは、いいことばかりではなく、苦しい時もある。それを乗り越えながら紡がれていくこの物語は美しい。
Story of my life.
観終わったあと、この映画のタイトルはとても考えさせられながらも、少し清々しい。
