ショボいろくでなし達の実録地獄巡り。序盤終わってからのやり過ぎビックリ映像＋地獄や死を連想させるモチーフの連打。修羅場を潜り抜けてからの率直すぎるフラグ回収に唖然。全編見所といっても良く、ちゃんとドラマも語られていたりと面白かったー！
連べ打ちされる危ない危ない安全運転お願いしますよー！なシーンも良いけど、個人的には準備フェイズの手作りトラックシーンがめちゃ好きですね。逆光に輝くヘッドライトの格好良さ！面構えもイカす！
よぉ〜し行くぜヤロウども！…というテンションにならないのも本作ならでは。
トラック乗ってからの、状況に乗せてドラマが語られる感じはちょっとMMFRなんか思い出しちゃいます。喧嘩して危機乗り越えて仲良くなって喪失して、終盤の正に地獄を目の当たりにした顔面の迫力！コワイ！暗闇から箱を抱えて出てくるシーンコワイ！
『恐怖の報酬』かなり好きな作品ですが、色々と考えてしまう所はあります。特に本物を撮ることの意味に関しては悶々としてしまう…。
でも実物を撮った画をモンタージュして意味を作っていく、虚構を作り出すっていうのはバッチリ映像作品ですよね。
本物、実物、だから凄い！という事ではない筈。
本物の迫力を引用して、嘘にリアリティを持たせる、観客に届ける。という事だよな。この手の作品の強みは。
トム・クルーズのドライブシーンも迫力あるものな。迫力があるから良いんであって、トム本人が運転してるから良い、ではない。
