あやと

ラ・ポワント・クールトのあやとのレビュー・感想・評価

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)
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ヌーヴェル・ヴァーグ始まりとも言われる作品

約70年前の作品とは思えないほど実直実態的に人間が描かれる
ほとんどドキュメンタリーといってもいいくらい

恋愛の愛って情熱がなくなったらそれは相手に飽きたからとか、粗野な考え方が今あるけど、大人の愛という見方をすれば、冷静かつ独善的、計画性ある知的な愛の見つめ方に驚いた
情熱がなくなった途端終わりじゃない、今自分たちが創り上げた世界を、今度は操作する側になる世界がいきいきとするために
創り上げてしまったら捨てるのではなく、そこからの世界を見つけようという思考に頷く

田舎は極めて情熱的で必死に毎日を生きるけど、都会の彼らはまた違う生き方を見つけていく

行き詰まったときに、初心に本気で立ち返るというのは大事なんだな、愛においても
生きることにも

でも全部捨ててしまいたいとき、どうすればいいんだろう
あやと

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