Auralee

インビジブル 暗殺の旋律を弾く女のAuraleeのレビュー・感想・評価

3.5
ナタリー・ドーマーってちょっとクセがある顔立ちで良くも悪くも記憶に残る。それは本人も自覚してるよう。ポーカーの世界大会で2位になった事もあるそうで、きっと度胸があって頭もいいんだろうなと思ってたら、今回は主演も脚本もプロデュースにも関わってると言う気合いの入りぶりで、それもそのはず監督はパートナーのアンソニー・バーン。逞しくてビッチな役柄が多い人だけど、今回は盲目という設定もあって儚げな雰囲気が新鮮だった。編集も丁寧でスリラーとして見応えがあったし、伏線の張り方もフェアだったと思う。エド・スクラインはTAUでも感じたけど、悪そうなのにどこか脇の甘い役柄がドンピシャで今回も好演でした。
ジャケットや予告編で想像していた話とはちょっと違っていて、良い意味で裏切られた。派手なアクションは控えめで、説明が少なく淡々と進む感じがどこかル・カレ原作の映画みたい。個人的な好みですけど、ロマンスにならないところが良かったなー。
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