豊かな合唱からスタート。
サムソンちょい小柄で、力が強い以外はボンクラって感じが昔話っぽくてよい。2幕のデリラのアリアは「オペラ史上最も名高い誘惑のアリア」「メゾソプラノのナショナルアンセム」であるらしい。たいへんに妖艶なデリラ。
3幕が面白くて、青い鱗人間をかたどったセットが2つに分かれる（善と悪？男と女？）と、金茶色の鱗人間が踊り始める。よくわからないがわたしのメモには「人間の完成…」と書いてある。
『イーゴリ公』もそうだったが特定の民族を想起させないような演出。聖書の話なのでどうしたって地域性は出るんだけど。
