かなりアーティスティックです。
2018年の作品なのに
古典サスペンスかのような撮り方。
スーパーモデル
アビー・リー・カーショウの
天まで届きそうな美しさも
そのアート性に大きく貢献していて。
ノーベル賞まで獲る頭脳を
理想の女性のクローン生産に使う博士の
狂った愛のお話です。
作品自体は
起伏があんまりなくて
終始、しとしと降る雨みたいな気鬱が滲み、
登場人物も全員
友だちにはなりたくないタイプ。
でも意外と
それぞれの欲望の交錯があるので
つまらなくはなかったです。
盛り上がりもしなかっただけで（笑）
最愛の人間の複製かあ…
クローンは物議を醸すテーマですけども
下手な鉄砲数撃ちゃ当たる、という
凡人のパンドラの匣的フレーズもありますし
1人しかいないなら諦めるけど
仮に100人いたら
そのうち1人ぐらいは手に入るかも？とか
考えちゃう気持ち、
わからなくはないなあ…
って
これは鑑賞中のあたしの妄想であり
作中の博士の動機は
そんなくだらなくないのでご安心を（笑）
