sumiccoさんの映画レビュー・感想・評価

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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.9

考察に
個性が出まくりそうなA24作品。

冒頭では
おもしろくなりそうだという期待を抱いて
ラストで
不快&不理解にポカーンとする、が
正常な反応な気もしますけども。


離婚したいと夫に迫るハーバ
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.9

美作。

名作だとも思いますが
それよりも先に
余韻の美しさがずっと残りそう。

女性の…

いや、人の、かなあ。

女同士のこの感じ
女だから共感しやすいし理解しやすいって
思う部分もあるんですけど
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折れた矢(2012年製作の映画)

3.5

この映画の主人公…

不当に解雇されたので
復職を求めて裁判を起こした、

まではいいんですよ。

ただ
その裁判で敗訴したので
クロスボウを持って判事の家まで押しかけて
謝らないと撃つぞと脅し、
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

レビューも
評価も
すごく難しい。

認知症がテーマの作品は
これまで何作も観てきましたし
そのたびに重ねて
あの頃を振り返りましたけども。

こんなにはっきりと
”あの感覚を思い出す” のはなかった
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インセプション(2010年製作の映画)

3.8

あほっぽい響きですが
一言でいうなら
”すごい映画” でした。

さらに一言付け足すなら
最初に選ぶのは
「どうやって撮ったの!?」で

三言目は「むずっ…」


難解な映画は噂のとおりですね。
最初
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

まずびっくりしたのが
そういう系の映画なの!?ってところ(笑)

最初に思った
ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの
ファンタジー交じりのラブストーリー、
ってのは合ってたんですけど


ある女性
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.9

マレーシアに住んでいると
アニメは Japan のお家芸、と錯覚するぐらい
アニメの話を振られる毎日なんですが。

ディズニー&ピクサーに触れると
これまた全然違う別格。

そういえばアメリカに住んで
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レスキュードッグ・ルビー(2022年製作の映画)

3.7

何度里親を見つけても
施設に返されてしまう
やんちゃな雑種犬のルビー。

そんなルビーを
殺処分1日前に引き取った
多動症の警察官ダニエル。

諦めたほうがいいと何度言われても
警察犬部隊K9を目指す
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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

4.2

推しムービーTOP5に
ずっと選び続けている
"おみおくりの作法" の邦画リメイク。

好きすぎるので
ちょっと不安もありましたけど
結果
これはこれでよかったです。

わかっていても、泣ける(泣)
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ハイキュー!! コンセプトの戦い(2017年製作の映画)

4.0

本物のバレーの
試合を観ている気分。

スピード感の恩恵もありますけど
視点がすごくリアルなんだろうなあ。
アニメなのに
手に汗握りながら見守って
点がとれると思わず声が。


今作は
全日本行きを賭
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

憑依モノでは
クールな当たり作品。

うわっ…!と固まったり
思わず「痛い痛い痛い!」と叫んだり

でも一番声に出して言ったのは
「もうやめなよぉぉ…」

母心全開で観てしまった(笑)


彫刻のよう
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忘れられない人(1993年製作の映画)

3.6

生まれつき
脆弱な心臓を持つアダムが好きになったのは
誰と恋仲になっても
すぐに振られてしまうキャロライン。

ある事件をきっかけに
ゆっくりゆっくり
お互いの気持ちを深めていく過程が
丁寧で詩的で。
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

※ 2009年公開の
  ”エスター”から観ることを
  スーパー強めに推奨します!

前作 "エスター" は
秀逸なサスペンスホラーなんですが

前日譚となる今作では
エスターの過去と秘密に迫りまく
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Mean Girls(原題)(2024年製作の映画)

3.8

オリジナル未視聴で
こちらのミュージカル版。

レジーナ役のレネー・ラップ
今作で話題総なめの新生歌姫らしいですが
圧巻と納得がSS級ですね…

ヒロインも当然歌が上手いのに
レジーナが歌い出すと
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.2

アクション色強めの
ジャケットに騙されることなかれ。

思わぬ良作に出会えて
あたしは今とても嬉しい(笑)


列車事故に巻き込まれるまでの
8分間を何度も繰り返すお話です。

ループもの好きなので
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ハイキュー!! 才能とセンス(2017年製作の映画)

4.0

15歳の息子曰く
この総集編は前の2作に比べて
入れて欲しかったシーンがカットされていて
ちょっと惜しい仕上がりとのこと。

そういうのを聞くとやはり
アニメを全部観たかったなと思うんですが。

アニ
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.5

結婚式前夜に
酔っぱらってマンホールに落ちた新郎。

マンホールの底でも
ちゃんと携帯が繋がるという設定を
最大限に活かしていて
邦画サスペンスでここまで身を乗り出したの
どれぐらいぶりだろ?

夜中
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冬の小鳥(2009年製作の映画)

4.0

映像作品として
これは秀逸。

9歳の女児が
孤児院に引き取られてから
抗い、打ち解け、泣き、沈み。

他にあまりない映画でした。

こういう場所ならこんなことが起きるだろう
こういう人はきっとこうな
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.9

最初から
視点が ”悪者”。

でも
いわゆるノワールや
サイコパスものではなくて

勝ち組のクズ視点から
負けゆく善人を眺めちゃう異様な作り(笑)

珍しい見せ方ですし
冒頭からのテンポが軽快で
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.1

"ONE PIECE" というアニメに
エンポリオ・イワンコフという
濃厚ニューハーフキャラが出てきます。

そのモデルになっているのが
今作の主人公フランク・フルターでして。

舞台のお城がまるごと
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リメンバー・ミー(2010年製作の映画)

3.8

※ 予備知識なしの鑑賞がオススメ

ハッとする度が高い
とだけ知っていたんですが

それを知ったうえで
ハッッッ…としました。

描かれる日常がとても日常的で
でもその日常には
年齢や過去を問わない成
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ハイキュー!! 勝者と敗者(2015年製作の映画)

4.2

ブラジル人と知り合えば
サッカー好き?と訊き
韓国人と仲良くなれば
ドラマ観る?と訊くように

日本人ですというと
7割アニメの話を振られるので
アニメ熱を上げていこう運動 in 2024。

でも良
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.5

アイディア
製作陣
キャストは韓国から

脚本と
基礎にした実際の犯罪は日本から

韓国人と日本人の
怖いと思うポイントを掛け合わせる狙いで
韓国側から
”リング”の脚本家の高橋洋にラブコールを送り
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.2

アリエルに黒人が起用されたことが
話題になりすぎたせいで
そこに意識が持っていかれがちですが

これは色眼鏡で観たら
超もったいないやつだ…

皆さんご存知のことを
改めて言います。

ディズニーって
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ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)

3.2

やられました、
二重に。

原作小説や
宮沢りえ ver. の映画を知っている方は
きっと同じ思考を辿ると思います。

これは七日間戦争なのか?
うーん、これは七日間戦争じゃないな…
いや、これは七日
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ありがとう、ごめんね(2023年製作の映画)

3.6

言葉は
薬のようなもので

即効性は意外とない。

耳に届いた瞬間に
強烈な刺激を与える言葉もあるにはあるけれど
それでも "効く" のは大抵
ちょっと時間が経ってから。

効いたかどうか
一生わから
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絶望の怪物(2019年製作の映画)

3.3

ある漫画家が
3年かけて仕上げた自主制作映画。

思春期の男女の恋愛が
トントンと進みそうなところで
ある衝撃展開が…

という続きが気になる運びと
とっ散らからずにまとまった点が
一部の方に高く評価
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ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

3.8

たまには
こういう韓流映画も観たい
という意見、

わかります(笑)

韓流に
容赦ないグロを求める?→YES
でなければ
迫真のファンタジーを求める?→YES
それとも
固唾を
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クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛(キンポコ)の勇者(2008年製作の映画)

3.2

海外の配信サイトで見つけて
何気なく見始めたら

数あるクレしん映画の中で
もっとも評価が低い一本を引いたっぽいです。
なかなかクセの強い引き(笑)

そしてこれまた
観て納得ではあり
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ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-(2016年製作の映画)

3.6

なんで?と思う。

尋ねる相手によって
答えは何色にでも変化するんでしょうけど

人々が普通に生活を営んでいる街に
子供たちがたくさんいる学校に
弱っている人たちが集まる病院に
ボンボ
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

観終わったあと
なにかがずっと残って
ずっと意識の壁を押してくるので

久々に考察を読みまくって
唸っています、今。


ストーリーが複雑
っていうわけじゃないんですよ?

水筒
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.7

"若い子に刺さる” って
時として
成熟したらもう刺さらない、の
遠回しな言い換えだったりしますが

今作はとてもいい意味で
若い子に刺さる気がします。


高校生活初日から最終日までを
1日ずつカウ
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

マイベスト映画に挙げる人が
一定数いるので
ずっと気にはなっていたんですけど

”ファッション好きな人は必見”
”数多くのブランドとのコラボ”
”目の保養になるオシャレばかり”

↑こういうコメントに
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復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.8

日本人にとってはやや複雑な
植民地時代や
慰安婦問題が背景のサスペンスですが

日韓問題は
実はまったくテーマになっておらず
むしろ
そこに気を取られる視聴者が多いなら
それは制作側の失敗ともいえそう
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

うおおおお
ティモシー・シャラメ
本領発揮!(笑)

ティモシー・シャラメは
別名 "プリンス・オブ・ハリウッド"

男性の色気と女性の色香を併せ持ち
瑞々しさと妖しさのハーフ&ハーフ
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真実の穴(2021年製作の映画)

3.5

最近
タイ産ホラーに熱量を感じています。

とか言いつつ
最初は”呪詛”を選んだんですけど
一瞬再生しかけたのに
急に「再生不可能です」的な表示が出るという
天然ホラー事象が発生したため
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