わこつ

未知との遭遇 ファイナル・カット版のわこつのレビュー・感想・評価

4.0
地球人と宇宙人が音楽で邂逅を果たす言わずとしれた超有名SF映画。
監督脚本スピルバーグで音楽ジョンウィリアムズという無敵の布陣だけど、ストーリーは正直困惑した。
「宇宙人のテレパシーを受信した男が家族と人生を捨てて宇宙人の為に全身全霊で身を捧げる」というなかなか濃厚な異種間ラブ映画というか、脚本書いたのギレルモ・デル・トロかな?と思ってしまうような物語になっていて、後味は良いとは言えないかもしれない。
特別版では本来「きらきら星」が歌つきで流れる予定だったらしいし、スピルバーグ監督この頃ほんの少しだけ病んでたのかな。。とさえ若干思ったほど。

『ジョーズ』の次に作られてるせいかホラー/スリラーなテイストがまあまあ強くて、
とあるアブダクションのシーンでは宇宙人が悪霊か何かのように描かれてるように見えてしまって思わず笑ってしまった。

でも終始ロマンがたっぷり詰め込まれていて、例のシンセサイザーも40年以上経って未だに色褪せることはなく、見応えのある良い作品でした。
わこつ

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