トノモトショウ

ストリート・オブ・クロコダイルのトノモトショウのレビュー・感想・評価

2.0
人形達が蠢く廃墟には終末のような雰囲気があり、どこにも行き着かない不条理さがずっと漂っている。突如現れる肉感にエロチシズムはあるが戯画的なものでしかない。そして、それすらも冒頭で示されるように人間が操作するギミックの一つ、というメタ的な構造にはどこか絶望感がある。