ストリート・オブ・クロコダイルの作品情報・感想・評価

『ストリート・オブ・クロコダイル』に投稿された感想・評価


双子の人形アニメーション作家ブラザーズ・クエイが手掛けた幻想的な出来事を綴った人形アニメーションの異色短編映画。

ある荒れはてた博物館。そこに置かれた奇妙な機械に一人の男が近づき、一滴の唾を垂らす。するとその唾は、静止していた機械を動かし、中にネジと歯車でできた“クロコダイル通り“を現出させる。クロコダイル通りをさまよい、とある仕立て屋の作業部屋にたどりつく。頭皮をはぎ取られたマネキン人形の仕立て屋たちは、男の首をすげかえ、仕立て屋の紙で生の肝臓を丁寧に包むのだった。

からくり仕かけの世界、ギクシャクした動き。人形の奇怪な顔立ちいつの間にか変わる背景。仕立て屋の人形たちの無気質な不気味さが本物のツバや臓物によって強調されていた。

1942年にゲシュタポに射殺されたポーランドの画家で作家ブルーノ・シュルツの短編『大鰐通り』がもと。
324

324の感想・評価

3.8
腐敗しているからこそ自由であるような空気が充満する街角。刑務所のようなウィンドウディスプレイ。錆、腐食。軋むゴム、ハサミ。綿毛、肉のテーラー。
蘭龍

蘭龍の感想・評価

5.0
とても良かった。
人形もかっこいいし、こういう幻想の連想的な映画はとても貴重だと思う。
コマ撮りの不気味さも出ていて雰囲気に合っているが、やはり、ストップモーションを見るたびに、ジャンクヘッドの異常性が再確認される。
だわ

だわの感想・評価

3.0
作品集2枚目。代表して記録。
1枚目と比べるとかなり映像のレベルが上がっててすごい。
でも結局のところ伝えたいことは理解できない。
意味は理解しなくていいのかなと思わせる映像の強さ。
1枚目までの作品はただ気持ち悪い!っていう感じだったけど、2枚目の作品はちょっとだけ意味に届きそうな感じがした。(届かなかったけど)
こういうシュヴァンクマイエルみたいなストップモーションはなんかわくわくする。

懐中時計の蓋の裏に肉がぎっしり詰まってるところでテンション爆上がりした。
皆さん、高評価ですね。。。
filmarks☆3.9がすごい。

「理解できる/できない」ではなく、
「好き/好きでない」のスコアだろうな。
沢山の人に響く何かがあるんだろう。
私は点数が浮かばないんだけど😅


一生懸命ストーリーを追うのはなんか違うと途中で感じて、あとはぼーっと鑑賞。断片的に響いてくる印象的なカットがいくつかあり、それらが自分の中に積み重なって、終わったときは不思議な味わいがありました。


鑑賞中に感じたことを書き留めたメモは、
以下のとおり。

無機物、性、虚しさ、安息、忘れられた世界、生命への志向、有色は命、戦争、解放、永遠と思えるループ、逆行する時間、閉塞感、避けられない流れ、小さな綻び、静を繋いで動になるということ


また、いつかこの映画を見たときは、きっと違う世界が待ってると思います。原作もぜひ読んでみたい。
eop421

eop421の感想・評価

4.0
絶賛スランプ中ななか、クエイ兄弟の短編が見放題だったので久しぶりに観てみました。時間が短いのと、これといった内容もない(あるんだろうけど…)ので今の私には丁度良かった。ボンヤリ観てられるのでストレスがなくてそこも良かったんだと思います。
初めて観たのは中学の終わりから高校の頃かな…。遠い昔なのでサッパリ思い出せません。何で知ったんだろう?UPLINKの『骰子』でだったかな?それとも『夜想』だったかな…?(2つとも雑誌です)それから何度か観てきた作品です。ハッキリ言ってなんのことやら?なお話し(話しになっているのかも不明)。訳の解らない変な夢をみたことがあるならそんな感じ、と言えばわかってもらえますでしょうか…。ネジのクルクル、奇妙な人形達がキコキコ動く様子や陰鬱な中にもユーモラスさがあったりと中毒性があるんです。人形の手の動きも非常に好きです。『ベンヤメンタ〜』『ピアノチューナー〜』なんて作品もありますが、彼らの場合実写版はちょっと違うのでは?と思います。クエイ兄弟の良さはストップモーションアニメで発揮されるので長編実写版だと魅力が半減されるな、と私は思うのですがどうでしょうか…。
ブラザーズ・クエイによる短編作品集IIで鑑賞しました。Filmarksには「ブラザーズ・クエイ短編集」で登録がなくて、一作品ずつの登録になっているみたいです。今回はここに感想/自分用メモを残して、後の5作品は「記録」でclip✏️しておきます。

○ストリート・オブ・クロコダイル
○失われた解剖模型のリハーサル
○スティル・ナハト/寸劇
○スティル・ナハト2/私たちはまだ結婚しているのか?
○スティル・ナハト3/ウィーンの森の物語
○スティル・ナハト4/お前がいなければ間違えようがない

計6作品の短編集です。ストリート・オブ・クロコダイルはブルーノ・シュルツの短編「大鰐通り」が原作。スティル・ナハト3は水の中で聞くみたいなこもった音がしているんだけど、その中で銃声だけがクリアで響いて怖かったな…

2022/2月
Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
〖1980年代映画:ブラザーズクエイ短編集Ⅱ:小説実写映画化:イギリス映画〗
1986年製作で、ブラザーズクエイ短編集Ⅱより、ブルーノ・シュルツの短編『大鰐通り』を基に人形アニメーション映画化らしい⁉️
不気味なんだけど、観ちゃう作品でした😅

2022年391本目
mam

mamの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

クエイ短編集 II - ①

ブルーノ・シュルツ「大鰐通り」より
"人材の安価なこの街では、ロクな物を手に入れる余裕はなかったのだ"

表情が変わるわけでもないのに、まるで生きているかのように感情のある動きの人形たち。ダークでグロテスク、けれど幻想的で美しい映像。

2022-53
>|

あなたにおすすめの記事