グリーンブックのruhaketaのレビュー・感想・評価

黒人ピアニストとその運転手として雇われたイタリア系白人の、アメリカ南部をコンサートで廻るロードムービー。
その時代に黒人差別が色濃く残る地域で黒人がどのような扱いを受けてきたかが良く分かる。今では考えにくい事だが、一歩間違えば人間はすぐにそちら側にいってしまう。環境とは恐ろしい。一緒に車に乗ってしまえば友人にもなれるのに。

ヴィゴ・モーテンセンは暫く見ないうちに恰幅のいいタフネスな親父になってた。気が良くてしたたかなイタリア野郎を好演。頼もしい運転手だった。

ラストも好み。良い映画だった。