グリーンブックの作品情報・感想・評価

「グリーンブック」に投稿された感想・評価

MALPASO

MALPASOの感想・評価

4.7
今年のアカデミー賞の大本命。

映画は旅だ!

差別と偏見と友情をテーマに、笑って泣ける素晴らしい作品だった。当時の食、文化、習慣、音楽も丁寧に描かれていて、興味深く拝見。そして、色!名演技!今年一番の名作!
語りたいことが多すぎるので、後日追記します。


もう一回観たい!
Keitoes

Keitoesの感想・評価

4.5
めちゃくちゃ良いじゃん、めっちゃくちゃ!
観終わったあとの、この感覚。
三日間くらい続く心地良いやつ。

すごく豪華で、だけどささやかで、2時間たっぷり楽しむことができた。

1962年が舞台で、バディもので、白人と黒人で、ロードムービーの要素もあって、音楽も素晴らしくて。

時代柄、差別が大きなテーマとなっている。

黒人の有名ピアニストと、訳あってツアー期間限定で彼の付き人運転手になった白人の主人公のお話。

保守的な家庭で育った主人公は、黒人の付き人になることに抵抗を感じているけれど、ツアーで旅を共にするうちに、彼が多くの差別を受けていることを知り、心変わりしていく。というのがザックリしたストーリー。

もう、この主人公のキャラクターが本当に素晴らしい!
最初は、ただのレイシストかと思ったけれど、実際は只のバカ。
そう書くと語弊があるかもしれないけれど、本当にアホなのだ。喧嘩っ早いし、適当だし。
でも、それが本当は愛すべきバカなんだと段々分かってきて、途中からは愛しくてたまらなくなる。

黒人ピアニストの方も、主人公とは真逆の細かい性格で、良く言えば丁寧、悪く言えば融通が利かない。

そんなバラバラの2人だからこそ、もどかしい関係から始まり、旅を通して徐々に絆が生まれる様を目にすることができた。

この描き方がとてもとても丁寧で、観ている自分まで、この2人と絆が深まっている気までしてくる。

ちなみに、このアホな主人公を演じるのがヴィゴ・モーテンセンなのもポイントが高い!
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」や「イースタン・プロミス」の迫真の演技からは想像もできないコミカルな役柄。

もう1人の主役、マハーシャラ・アリは「ムーンライト」で麻薬の売人フアンを演じていた人。

こちらも素晴らしかった。

この2人のコンビは映画史に残るレベルの素晴らしさで、多くの気持ちを与えてくれた。

クリスマス前の話で、クライマックスはイヴなのだけれど、まさしく贈り物を貰ったような気持ちになれる映画だった。


「ラ・ラ・ランド」「英国王のスピーチ」と同じトロント国際映画祭の観客賞を受賞している本作品。この黄金パターンでアカデミー賞受賞なるか?

と宣伝みたいなことを書いてみる。
でも、ホントに獲ってほしい。それくらい素晴らしい作品。
また必ず映画館で観ます。


余談だけれど、ケンタッキーがめちゃくちゃ食べたくなる映画でもある。

ケンタッキーは早めにこの映画とタイアップをした方が良い!
帰りにドラムを買って帰ったことは言うまでもない!
ヨラ

ヨラの感想・評価

3.8
よくできてておもしろかったー

ヴィゴ・モーテンセンがいいおやじになってた
risa

risaの感想・評価

4.7
ポスターのブルーのようなグリーンカラーが綺麗で好き。

黒人と白人が同じ公共施設を使えなかった時代のアメリカであった、実話を元にしたストーリー。有名なピアニストで地位も教養もある黒人のドンと夜のクラブのセキュリティーで生計を立てているイタリア系白人のトニーが共に車で大陸を旅する中で心を通わせていく。
黒人差別がテーマでありながらコメディであるためかなり笑う場面がありました。黒人のドンの方が白人のトニーよりも教養があるという設定もおもしろいし、食べ物から文章の書き方までレベルの違う2人のやりとりがおかしくて笑ってしまいます。

2人のキャラクターの組み合わせがよく、笑ったりじんときたり、引き込まれる作品でした。
とてもよかった。
Yudai

Yudaiの感想・評価

4.6
実話をもとにした本作。粗野で無骨で無教養な白人トニーと、知的で上品な天才黒人ピアニストのシャーリーが、トニーを運転手に迎えてコンサートのツアーを巡る出発から帰宅までのストーリー。

まずは第一声として、むちゃくちゃ良かったです。

私達が感じる以上に辛いだろうと察するに難くない酷い差別描写もありつつも、コミカルなやり取りや痛快な出来事も多くあり、観てて飽きさせないし重くさせすぎない映画としても成り立っています。

そして相容れない正反対な二人が徐々に信頼を築いていく様は非常に心に……最後には少し涙が出そうに😂

今期色々観てる中でベストですね。是非皆様にも観てほしいですね😆
noroyu

noroyuの感想・評価

4.0
これは普通にいい映画。

60年代、黒人ピアニストが人種差別の文化が強いいわゆる「ディープサウス」を白人の運転手兼用心棒を連れてツアーで回っていく...というロードムービー。
黒人"なのに"(もちろん当時の環境・価値観からしたらである。誤解なきよう)超お上品なピアニストと、粗野で腕っ節の強い(頼りがいがある)白人ていう、もうキャラクターだけで「いい映画」が成立してしまっているという。

そしてファレリー兄弟の片割れが監督してるだけあって、ちゃんと笑えるし。温かい映画である。
おすすめです。
ryusan

ryusanの感想・評価

4.0
ひと足お先にUAE にて鑑賞。
黒人ピアニストのDon Shirleyとイタリア系白人のTony Lipの交流を描いた実話に基づく感動のロードムービー。
「最強のふたり」や「レインマン」が好きな方にお勧め。

あらすじ
 時は1960年代、イタリア系白人トニーは黒人の天才ピアニストのシャーリーの2か月のコンサートツアーの運転手の職を得る。二人はまだ黒人差別が色濃く残るアメリカ南部を黒人であるが故のトラブルに巻き込まれながらも旅する。貧乏で教養の無いトニーは金持ちでお高くとまるシャーリーが最初は気に食わなかったが、妻に送る手紙の書き方や正しい言葉遣いを教わり、一方シャーリーもトニーから今まで知らなかった民衆の暮らし、食べ物を教わる。そんな旅を続けるうちに、二人は互いの境遇を理解し、次第に打ち解け、いつの間にか固い友情で結ばれていく。

これは色々なメッセージが含まれる非常に良く出来た作品です。
黒人と白人、南部と北部、教養と無知、金持ちと貧乏、自由と拘束、暴力と寛容、家族と孤独、正義と不正など様々な相反する要素が実にバランスよく配置されていて、それでいて押しつけがましく無くあくまで観る者に自問自答を投げかける。そんな中で次第に二人の心境や行動が変化していき、最後に中点で交じり合う様が実にうまく映像化されてます。
是非観ていただきたい一本です。

なお、Green Bookとは黒人が利用できる宿やレストランを紹介した黒人差別を象徴する旅行ガイドブックの事です。

ブログの方にもう少し詳しく書いてますので興味のある方はご覧下さい。
http://blog.livedoor.jp/filmactors/
Eee

Eeeの感想・評価

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観たい!×6080397くらいなのに公開が遅すぎる。遅すぎる。今から言う。紛れも無い傑作。観てないけど。
Pivotetsu

Pivotetsuの感想・評価

3.8
見終わったら確実にケンタッキーが食べたくなる。笑

人種差別をテーマにしているけど、重くなりすぎずそれでいて心に響く絶妙なバランスの映画。

だんだん白人側視点から変わっていく主人公の感情がとてもよい。
考えるより先に手が出る主人公が成長していくのも見ものだし、黒人なのに黒人としては教養もクラスも上すぎるドンがアイデンティティに悩む部分も響く。

手紙を代筆するシーン、ケンタッキー食べるシーンなど名シーンが多くてたまらない。
Haru

Haruの感想・評価

4.5
60年代のアメリカの街並みやファッション、そして車が素敵。映画のテーマカラーのあの車、それの象徴する「色」という概念がいつの時代も美しいものであってほしい。
シンボリズムがたくさんで、見終わった後にあれは何だったんだろうって考えられて楽しい。主人公2人の意味するもの、石、KFC、全てがさりげなくも大きな意味を持っている。世界史や米国史で習った差別の現実。たった50年前の現実。レストランやモーテルのシーンは何が起こるかわかるので悲しくて心が痛かった。Dr.Dの言動が勇敢だとか正義だとか何か讃えるべきものだとは思わない。ただそれが現実で他に道はなかった。彼のように意志を貫く人もいれば、そうでない人もいる。私はアジア人として後者だと思う。当然の権利を主張することさえ、権力や暴力を前にしては困難になりうる。イタリア系のTonyは前半ずっと「白人」サイドだった。スーツ屋でも。60年代、人種の受容の過程においてラテン系が完全に「白人」とみなされなかった時代だからこそ、Tonyの扱われ方も様々で興味深かった。雨のシーンが感情的でとても良かった。正義を正義として生きてきたDr.Dの内面が剥き出しになった瞬間。彼の言ったI’m not black enough. なんだか言葉に表せないけどわかる表現。後半の鏡に向かう彼の表情が忘れられない。最後の方の笑顔が本当に素敵。Tonyの存在感は映画を「定番」にしなかった。差別の歴史を描いた作品は多い。その中で、暗く悲しい、悪く言えば「平凡な」作品にならなかったのは彼のおかげ。前半のトラッキングシーンと言葉無くして表される彼ら一人一人の思考や人となり、スクリーンでの表現が好きだった。ロードムービーとして面白いと同時に、ニューヨークから南部に向かう意味を考える。日本と違って広大なアメリカでは思想も土地でガラッと変わる。何気に最後クリスマスなのでクリスマス前のこのシーズンに見られてとても幸せ。For colored onlyとか嘘でしょって思うような正に映画の世界の50年前の現実を見て、これから50年後に、何か今当たり前のことが当たり前でなくなって私たちも昔の差別主義者に成り下がってしまうのかなと考えた。
ものすごく見覚えのある人が全然思い出せなかったんだけどGleeの校長だった...!
ロサンゼルスに住んでアメリカを知った気になってるけど中部はきっとまた全然違うんだと思ったらむしろその違いを見に行きたくなった。

@ Los Feliz Theater
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