のせ

グリーンブックののせのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0
やっと見れた、ずっと見よう見ようと思って後回しになってたけど

実話を元にしてるだけあって人種差別がかなり重いものだけど(実話の方が創作より差別が重く描かれるってのも恐ろしい話だが)、話自体はスッと入ってくる形で、前評判よりも見やすい印象だった

友情バディものは好きで、音楽が特に美しい映画

雨の中でドクが本音を吐きだすシーンは本当に良かった

人種差別のシーンは腹立たしいけど、あの時代の彼らにとっては当然の常識で、考える考えないの次元ではないから、責められないのも事実

その常識を乗り越えて人間を見て判断できたのがトニーだし、そんな人たちが増えたから人種差別は減ってきているんだろう(まだ根強いのは残っているが)

教育次第で奴隷のような扱いにもピアニストのトップにもなれるという意味で、やはり教育は大事なのか

生まれも大事だと感じたが、そんなもの関係なく誰でもチャンスが平等に与えられる時代、国になってもらいたいものだ

品のあるドクと粗暴なトニーが心通じ合わせて似通っていく様は美しく最高でした
のせ

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